2014年6月16日月曜日

 谷川俊太郎の絵本「かないくん」
 絵は松本大洋。
とてもよかった。大人の絵本。
松本大洋の絵もすごくいいのでページをめくるたびちょっとドキドキした。
やっぱり紙の本はいい。読み終わった後もなんかいろいろ考えちゃう絵本でした。
大人の絵本ってあるよね。大きな木とか、僕を探しにとか・・・・

実は隠れ谷川俊太郎ファンである。詩集もいっぱい持ってるの。
なぜ隠れなのかというと、文学的センスもないし、あんな研ぎ澄まされた言葉の詩を理解する感性もないので・・・隠れファン。でも谷川俊太郎という人のファンなので。
ラジオやテレビでお話されてるのを見たりHPたまにみたりする。
話がとても面白い。ずっと聞いていたい気がする。
そういえば少し前、お休みの日の朝、何気なくつけたテレビに谷川俊太郎さんが出てて、
「僕は死が楽しみなんですよ。ほら、僕、死んだことないでしょ。どんな感じなのかなと思って。
まぁ、実際その時がきたらこわいのかもしれないけど。」とおっしゃってました。
そんな死について考える絵本です。

20代の若いころ「女に」という谷川俊太郎の詩集買った。奥様だった佐野洋子さんのちょっとエロスなエッチングの挿絵。きっと二人は大恋愛だったんだろうと愛に溢れた詩集でした。黄ばんだ詩集、今も大事に持ってます。才能のあるお二人ぶつかり合ったのでしょうか。離婚してしまいましたね。佐野洋子さんは先日お亡くなりに・・・・
そうそう、そのテレビで谷川さんは3度もご結婚されてますけど、みたいな質問に。
「無条件に誰かに愛されたい。だから結婚するの」とお答えに。
ん~。無条件に愛したいとは思うけど、夫婦の愛は子供への愛とはやっぱり違うな、と。
子供への愛は無償だけど、夫婦の愛はやっぱり見返りを求める気がする。そんなことないと思ってもふとした時に「あの時やってあげたのに。」とか「やってくれない。」とか思いますもんね。
子供には思わない。年老いても子供に負担をかけたくないので、私、初詣ででいつもいろんなお願いの最後に「ぽっくり死ねますように。」とつけたしています。まだまだ死なないけどね。
あっ、すごい長い文になってしまった。。。。



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